ハイドン交響曲第48番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第48番 ハ長調 "マリア・テレージア" Hob.I-48
作曲時期・場所
1769
楽章構成
  1. Allegro
    ハ長調 4/4拍子
  2. Adagio : ヘ長調 6/8拍子
  3. Menuet/trio, allegretto : ハ長調 3/4拍子
  4. Finale, allegro : ハ長調 2/2拍子
楽器編成
Ob:2; Hr:2; Tp:(2); (Timp); Str
備考
Hr2もしくはTp2+Timp
ノート

皇妃マリア・テレジアが1773年にエステルハーザを訪問したときに演奏されたことに名前が由来するといわれてきたが、作曲時期は新たな資料により1769以前と推定されている。1楽章は高音のHrとObによる輝かしい主題で始まり、王侯的なものに結びつけたくなるとしても不思議はない堂々とした歩みを見せる。展開部ではモーツァルトの《ジュピター》を思わせる楽句も登場する。物憂い、ため息のようなテーマのアダージョのあと、祝祭的なメヌエットと弦楽器だけのハ短調のトリオが続く。フィナーレでは忙しく音階を駆けめぐる音型を伴いながら、息つく間を与えずに進んでいく。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 440-225-21992-06-29/07-0111:1812:074:594:4233:06
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-1319957:3010:184:224:3326:43
Frans BrüggenO. of 18th CenturyPhilips 462-120-21996-018:249:364:353:2726:02

※録音年月順 (3 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。