ハイドン交響曲第49番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第49番 ヘ短調 "受難" Hob.I-49
作曲時期・場所
1768
楽章構成
  1. Adagio
    ヘ短調 3/4拍子
  2. Allegro di molto : ヘ短調 4/4拍子
  3. Menuet/trio : ヘ短調 3/4拍子
  4. Finale, presto : ヘ短調 2/2拍子
楽器編成
Ob:2; Hr:2; Str
備考
ノート

緩-急-メヌエット-急の構成をとり全体をヘ短調で貫くこの曲は、受難曲に結びつけたくなるような強い感情表現が満ちているが、曲の成立が宗教的儀式に結びついているという証拠はないらしい。ため息のように始まり、敬虔な雰囲気の1楽章、広い跳躍を特色とするテーマから緊迫感のある音楽を展開する2楽章、そして二重対位法の暗いメヌエットと管楽器の明快なトリオが対比される3楽章。そして最終楽章はシンプルながら忘れがたいテーマを持つ、劇的なプレストのソナタ。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 440-225-21992-06-29/07-0111:116:244:593:1825:52
Nicholas WardNorthern Chamber O.Naxos 8-5507211992-10-27/288:044:365:033:1120:54
Frans BrüggenO. of 18th CenturyPhilips 462-118-21994-099:124:405:332:4822:13
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-1419958:206:194:202:5721:56

※録音年月順 (4 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。