モーツァルト交響曲第39番の概要と演奏(a.k.a.モーツアルト)

曲の概要

曲名
交響曲第39番 変ホ長調 K.543
作曲時期・場所
1788-06-26 ウィーン
楽章構成
  1. Adagio-Allegro
    変ホ長調 2/2-3/4拍子
  2. Andante con moto
    変イ長調 2/4拍子
  3. Menuetto:Allegretto/Trio
    変ホ長調 3/4拍子
  4. Allegro
     2/4拍子
楽器編成
Fl:1; Cl:2; Fg:2; Hr:2; Tp:2; Timp; Str
備考
ノート

1楽章の序奏は壮大な構築物を思わせる大規模なもので、Vnに繰り返し現れる下降音階が主部でも重要な役割を見せる。主部は空に舞うように軽やかに始まり、やがて推進力のあるトゥッティに移っていく。Obを用いずClを2本採用した管楽器は、中間楽章、特に3楽章のトリオでモーツァルトならではの響きを生んでいる。終楽章ではユーモアのある軽やかな主題が、息もつかせず綿密に展開されて圧巻。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Bruno WalterNew York p.SONY SMM50231121953-12-21/1956-03-058:308:243:413:5424:29
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 421-087-21978/8510:257:225:007:5930:46
Leonard BernsteinVPO*DG 413-776-21981-1011:209:194:047:5832:41
Charles MackerrasPrague Chamber o.Telarc CD-80300-I1988-07-10/179:357:493:557:2228:41
John Eliot GardinerEnglish Baroque SoloistsPhilips 426-283-21988-12-15/1810:368:413:465:4328:46
Roger NorringtonLondon Classical PlayersEMI 7-54090-21990-039:516:434:188:1029:02
Ton KoopmanAmstertam Baroque o.Erato 0630-12724-21994-0110:048:053:035:4827:00
Trevor PinnockThe English ConcertArchiv 471-676-2199510:218:264:247:2630:37
Jos van ImmerseelAnima EternaZig-Zag ZZT-030501-12001-09-18/209:366:453:235:3325:17
Jaap ter LindenMAA*Brilliant 99715-5200211:238:013:548:3231:50
Roger NorringtonSWR StuttgartHänssler 93-2122006-09-1011:006:283:598:5830:25

※録音年月順 (11 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。