ハイドン交響曲第42番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第42番 ニ長調 Hob.I-42
作曲時期・場所
1771
楽章構成
  1. Moderato e masetoso
    ニ長調 2/2拍子
  2. Andantino e cantabile : イ長調 3/8拍子
  3. Menuet/trio, allegretto : ニ長調 3/4拍子
  4. Finale, scherzando e presto : ニ長調 2/4拍子
楽器編成
Ob:2; Fg:2; Hr:2; Str
備考
ノート

1楽章は力強い和音の一打ちで始まり、いろいろな楽想が組み合わされたかなり長いもの。モデラート・エ・マエストーソという表記も変わっている。2楽章もかなり凝ったフレーズ構造が試みられており、ハイドン自身が「あまりにも訓練された耳のため」だとして削除した部分もある。メヌエットは精気に満ちており、弦楽器だけの精緻なトリオとともにいたずらっぽい表情。終楽章も「スケルツァンド」で、細かな音符のテーマがユーモアあふれる雰囲気を醸し出している。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Bruno WeilTafelmusikSONY SK483701992-028:038:433:583:3624:20
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 440-223-21992-11-03/0511:0710:524:264:0730:32
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-1119948:189:374:054:0426:04
Frans BrüggenO. of 18th CenturyPhilips 462-120-21997-038:407:444:213:4124:26

※録音年月順 (4 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。