ハイドン交響曲第36番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第36番 変ホ長調 Hob.I-36
作曲時期・場所
1761/62
楽章構成
  1. Vivace
    変ホ長調 3/4拍子
  2. Adagio : 変ロ長調 2/2拍子
  3. Menuet/trio : 変ホ長調 3/4拍子
  4. Allegro : 変ホ長調 2/4拍子
楽器編成
Ob:2; Hr:2; Str
備考
ノート

いろいろな要素を含む主題が展開されていくソナタの1楽章は、17番と同様二段構えの展開部を持つ。アダージオの2楽章はVnとVcのソロパートが協奏曲風に活躍するが、かなり古風な眠気を誘う音楽で、メヌエットになって快活なリズムに救われるという感じ。トリオでは風変わりな半音階のエピソードが特別な印象を与える。終楽章では第1主題後半の付点と16分音符のリズムが全体を貫く中、緊張感あるpで奏でられる第2主題のトレモロが、やはり一筋縄ではいかない不思議な空間をもたらしている。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 436-595-21992-017:484:214:313:5120:31
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-92001-04/055:124:053:063:5116:14

※録音年月順 (2 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。