ハイドン交響曲第22番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第22番 変ホ長調 "哲学者" Hob.I-22
作曲時期・場所
1764
楽章構成
  1. Adagio
    変ホ長調 4/4拍子
  2. Presto : 変ホ長調 4/4拍子
  3. Menuet/trio : 変ホ長調 3/4拍子
  4. Finale, presto : 変ホ長調 6/8拍子
楽器編成
Eh:2; Hr:2; Str
備考
Eng.hr:2
ノート

21番と同様、緩-急-メヌエット-急という構成をとり、4つの楽章が主調で統一されているが、Obの代わりにイングリッシュホルンが採用され、特殊な響きを持つ。1楽章では弱音器をつけた弦の伴奏の上にHr、Ehがゆったりしたコラール風主題を奏して始まり、これらの音色の対比が音楽を特徴づけている。2楽章では弦楽器が忙しくテーマを奏でる中、時折Ehが合いの手を入れるように彩りを添える。3楽章もやはり響きが面白い。終楽章では6/8のプレストでVnが忙しいテーマを奏し、HrとEhがテーマの音型を反復する。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 430-083-21988-11/1989-0410:003:523:512:5320:36
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-61989-046:284:023:103:1016:50
Nicholas WardNorthern Chamber O.Naxos 8-5507241992-10-277:094:253:133:0517:52

※録音年月順 (3 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。