XHTMLに埋め込んだメタデータのRDFへの変換は、XSLTを自作しなくても可能です(もちろん、オリジナル版を作成してもいいですけど)。当サイトで試作しているXSLTは、接頭辞付き属性からRDFを生成する汎用スクリプトとして利用できますし、GRDDLのProfileページでは、Dublin CoreやCreative Commonsなど、いくつか代表的なメタデータを抽出するXSLTが用意されています。
GRDDLで汎用XSLTを利用するには、rel="transformation"
を持つlink要素で、スクリプトのURIを指定するだけ。これらは複数組み合わせることもできるので、一般的なメタデータは既存のXSLTを利用し、自分のページの特別なメタデータを処理するXSLTだけをあとで追加するのでもいいでしょう。できるだけ簡単にXHTMLへのメタデータ埋め込みを実現するというところが重要ですから、無理のない方法を選んでください。
※いまのところ、W3CのXSLTゲートウェイサービスを経由したGRDDLでは、XHTML文書がUTF-8でないとうまく処理できません。これについては、他のエンコーディングへの対応を打診しているところです。
関連メモ:
- GRDDLがW3Cのグループ・ノートに (2004-04-14)
- profile属性でのGRDDL指定 (2004-10-20)
- XHTMLとメタデータ:汎用的な方法 (2004-03-15)