WWWにあなたのサイトを告知しよう

ウェブページができたら、それを広く告知しましょう。いろいろな人に訪問してもらうことで、一層Webページづくりの意欲が湧くはずです。そして、あなたの提供している貴重な情報は、サーチエンジンなどに登録されることで、より多くの人々に利用してもらうことができるようになります。情報は流通して初めて価値を持つのですから、この最後の仕上げをぜひ実行してください。

ディレクトリサービスへの登録

プロバイダのサーバーにウェブページを作成したら、早速そのプロバイダの「ユーザーのホームページ一覧」のようなリストに登録してもらいましょう。派手な宣伝文句が思いつかなくても、ここなら比較的気軽に名前を連ねることができるはずです。インターネット上ではまずどこかにとっかかりを作ることが大切ですから、ここに簡単な説明とともに自分のサイトを登録し、出発点としてください。

Yahoo!などのディレクトリサービス(様々なサイトを分類・整理して提供しているサービス)の多くは、あなたのURLを掲載してもらうように申し込むことができます。それぞれのサイトに登録用のフォームが用意され、そこからオンラインで申し込む方法が一般的です。申し込むと無条件で登録してくれるところもあれば、編集部がチェックしたうえで登録されるところもあります。

ディレクトリはウェブサイトをカテゴリで分類し、簡単な紹介とキーワードを加えて登録することが一般的です。どのような分類でどのようなキーワードを使うと自分の情報を利用してもらいやすいか、その場で迷わないように事前によく考えてからアクセスしましょう。

ディレクトリサービスや検索エンジンにはどんなものがあるかを知るには日本の Search Engineのリストなどを参考にしてください。

たくさんあるこのようなサイトを一つずつ訪れてフォームを記入するのはかなり手間がかかるので、さぶみっといっとのようなサービスを使ってまとめて登録すると便利です。

また、NTTの日本の新着情報ページは日本中のサイトが新しい情報のお知らせを書き込んでいます。ここの内容は、他の検索エンジンの基礎データとして扱われることもあるようです。こちらも専用の登録フォームが用意されています。

ロボットが探しやすいページづくり

AltaVistaのような検索エンジンは、ロボットというプログラムを使って定期的に世界中のサイトを調べ、キーワードを抜き出してデータベースに登録しています。といっても世界の全てのサイトをくまなく調べることは不可能なので、ロボットは普通リンクの連鎖を辿って各地のサイトを訪問しています。この意味でも、プロバイダのユーザー一覧やディレクトリサービスに登録しておくことは重要になってくるわけです。

ロボットが情報を集める方法は様々ですが、ほとんどのものは<title>や<h1>のようなタグでマークされた語句、ページの最初の数パラグラフに基づいて、サイトにある情報の内容を解釈しています。ですからごく簡単なHTMLの説明でも記したように、タイトルや見出しの付け方を工夫することは、ページを読みやすく明快にするというだけでなく、自分の情報を広く知ってもらうためにも大切なのです。

また、meta要素を用いて、ロボットにページの主題やキーワードを直接教える方法もあります。

(例)

<meta name="description" content="(ページの内容の簡単な記述)">
<meta name="keywords" content="(キーワードを,で区切って列挙)">

のような情報をhead要素に埋め込んでおきましょう(head要素の中なら順序は問いません)。これらは、ほとんどのロボットがきちんと理解してデータベース作成の材料にしてくれるようです。

〔補足〕ロボットの働きに関心がある方はThe Web Robots Pages (英語)を参照してください。