ハイドン交響曲第59番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第59番 イ長調 "火事" Hob.I-59
作曲時期・場所
1768
楽章構成
  1. Presto
    イ長調 4/4拍子
  2. Andante o piu tosto allegretto : イ短調 3/4拍子
  3. Menuet/trio : イ長調 3/4拍子
  4. Allegro assai : イ長調 2/2拍子
楽器編成
Ob:2; Hr:2; Str
備考
ノート

8分音符のアウフタクトからオクターブ急降下して始まる導入、突然の休止、強弱の入れ替わりなど、第1楽章は劇的要素に満ちている。2楽章はイ短調で始まり、エキゾチックな要素も加えながらハ長調のカンタービレなテーマに移行し、さらにイ長調になって再現されたと思うと冒頭のテーマが戻って突然ホルンがffで信号を吹くという、異例ずくめの構成。3楽章のメヌエット主題は、2楽章の冒頭と同じ動機をイ長調で用いられる。フィナーレはHr2本のソリで始まり、Vnから導かれた主題が対位法的に扱われていく。最後はまた冒頭のHrが戻ってきて、劇的に曲を閉じる。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 433-015-21989-066:146:304:583:5521:37
Nikolaus HarnoncourtRoyal Concertgebouw O.Teldec 4509-90843-21993-10/116:226:464:073:5521:10
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-1719964:306:173:372:4817:12
Frans BrüggenO. of 18th CenturyPhilips 462-119-21996-124:546:373:372:5218:00

※録音年月順 (4 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。