ハイドン交響曲第38番の概要と演奏

曲の概要

曲名
交響曲第38番 ハ長調 "Echo" Hob.I-38
作曲時期・場所
1767
楽章構成
  1. Allegro di molto
    ハ長調 2/4拍子
  2. Andante molto : ヘ長調 3/8拍子
  3. Menuet/trio, allegretto : ハ長調 3/4拍子
  4. Finale, allegro di molto : ハ長調 2/2拍子
楽器編成
Ob:2; Hr:2; Tp:(2); (Timp); Str
備考
ノート

2オクターブを上下するせっかちな感じの主題で始まる第1楽章は、なんとなくおどけた雰囲気。2楽章では2nd Vnのみが弱音器をつけ、1st Vnの音型を反復するときの効果が面白い。アンダンテ「モルト」というのも変わっている。3楽章はObソロが三連符を軽やかに奏でるトリオが楽しい。フィナーレは様子をうかがうようなおとなしいテーマで始まった後、忙しい音型が加わり、対位法的な発展を交えていくが、時折はさまれるObソロがふっとフェイントのように空気を変える。

いくつかの演奏=録音情報

演奏者、録音情報と楽章別演奏時間
指揮者演奏CD番号録音年月1234備考
Christopher HogwoodAAM*L'Oiseau-Lyre 433-013-21989-065:045:453:384:4019:07
Frans BrüggenO. of 18th CenturyPhilips 462-122-21996-013:543:552:433:1513:47
Adam FischerAustro-Hungarian Haydn O.Brilliant 99925-102001-04/055:273:132:414:3415:55

※録音年月順 (3 records)

※個人的な関心で手元の資料を中心に調べたデータであり、網羅的な情報ではありません。入力ミスなどによる誤りが含まれる可能性があります。年月(日)はISO-8601スタイルで、1806-10は1806年10月を、1806/10は1806~1810年を示します。演奏時間は、の解釈ほか詳しくは内容に関する説明を参照してください(特に古い録音ではリピートが省略されていること多々がありますが、今のところ区別していません)。