SIMILEというW3C、HP、MITの合同プロジェクトから、Welkinという名のJavaベースRDFビジュアライザが登場した。RDF/XMLファイルを読み込ませると、ノードとアークをグラフィカルに表示してくれて、いろいろ動かしてみることができる。
画面下に並ぶボタンでノードを円環配置したりスクランブルしたり、アニメーションさせたりといった操作ができる。グラフ上のノードを選択すると、そのノードが持つプロパティを表示してくれるようだ。まだドキュメンテーションもほとんどなく、これを使ってどんなことができるのか詳しくはよく分からないのだが、何だか面白そうではあるので、紹介しておく。
少し調べてみたら、slash.dotではWelkin: A General-Purpose RDF Browser記事が11/9に投稿されていて、targetted to those who need to get a mental model of any RDF dataset
と紹介されていた。そのスレッドでは、FirefoxのプラグインとしてRDFブラウザを作れだとか(作者によれば、WelkinはFirefox 1.0のリリースを記念して公開したのだとか)、セマンティック・ウェブそのものについてだとか、結構賑やかに議論されているようだ。
ちなみに、welkinとは大空とか天国とかいう意味のことば。
関連メモ:
- RDF可視化ツール:RDF Gravity (2004-12-14)