ちょっとしたメモ

locative:PacketとSpatialThing

先日取り上げたlocative:Packetでは、その「Packet」に対して、緯度経度やタイトル、メディアなどに加え作者プロパティを関連づけていたわけだが、これって変じゃないのかというDan Connollyの意見。このPacketはSpatialThingなのだろうかというわけだ。

locative.netにある例を見ての、DanCとzoolのIRCでのやり取り:

<DanC> that packet thing looks confused... is it saying that jo made the thing at 51 degrees lat?
<zool> no, it's saying that the conceptual annotation has a latitude value of 51 degrees
<DanC> I find the "conceptual annotation" idea counterintuitive.

「北緯51度にある“もの”をjoが作ったって?」という問いに対してzoolは「いや、概念的な説明が北緯51度という値を持つということ」と答えるのだが、言われてみれば確かに変な感じだな。アノテーションを(geo:latのドメインである)SpatialThing、つまり形あるいは位置を持つものと言うのは無理があるんじゃないか。

単に“ある時ある場所での出来事”ならSpatialThingと考えても良さそうなのだが、foaf:makerが加わるとややこしくなる。ここでのfoaf:makerは、その出来事を作ったのではなく、“出来事の説明”をしているわけだ。画像アノテーションで試しているように、foaf:makerはlocative:Packetの外に出し、Annotea語彙のan:annotatesで結びつける方がいいのかも知れない。

関連メモ:
map - genre: geo. at